【口コミレビュー】湯河原「富士屋旅館」宿泊体験ブログ|鰻×温泉!大正ロマン溢れる素敵空間での贅沢ステイ

レビュー

箱根・熱海にほど近い神奈川県足柄下郡 湯河原町は、温泉町として万葉の時代から愛されています。

バスのルートでもある国道75号線を通ると、遠目からでもかなり目立つフォトジェニックな外観と「鰻」の看板が特徴的な旅館があります。

レトロな建物が多い湯河原町だが、その中でもひと際目立つ建物と大きな「鰻」の看板。©Google
一発で鰻が食べられることがわかる看板。

その趣ある外観が目を引いて、私自身も以前から気になっていました。

今回はそんな「富士屋旅館」に実際に泊まってみた口コミレビューです!

AB氏
AB氏

ずっと行きたかった旅館なので、妻とワクワクしながら向かいました!

実際に泊まってみて感じたおすすめポイントはこちら!

おすすめポイント
  • 登録有形文化財に泊まれる
  • サービスが行き届いている
  • 宿泊人数が少なく、大人のみの宿泊なので静かに過ごせる
  • 部屋風呂が広くのびのび癒やされる
  • 食事はボリューム満点!美味しい旬の食材が使われている

富士屋旅館の魅力① 登録有形文化財に泊まれる

富士屋旅館の歴史は古く、明治9年に「聚芳園」という雅称で温泉旅館を営んだのが始まりです。

緑豊かな敷地の中に、現在は「旧館」「新館」「洛味荘」の3の建物があります。中でも旧館は大正12年に建てられた二階建ての楼閣風建築になっています。

たくさんの地元民や著名人に愛されてきましたが、時代の変化によって温泉街が衰退し、惜しくも2002年に廃業してしまいました。

その後、観光協会の要望もあり2019年2月にリニューアルオープン。

同年11月にはなんと旧館が令和初!国の登録有形文化財に登録されることが決定しました。

いろは
いろは

赤い橋を渡った先の重厚な建物…入る前からわくわくします!

AB氏
AB氏

設備の中でも残せる部分は残しつつ、水回りなどは新しくリノベーションされていました。

大正ロマンを感じつつも、清潔感があり大満足でした!

中学生未満のお子様は宿泊できないのですが、静かに贅沢な時間を過ごすことができます。

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富士屋旅館の魅力② おもてなしがすごい

通りから橋を渡り建屋へ向かうと、スタッフの方がお出迎えに来てくれました。

フロントはレストランも併設している新館。スタイリッシュでピカピカ、木の温もりも感じられます。

コロナ禍のため、健康チェックカードの記入をします。その際、広々としたテーブル席にご案内いただきました。

記入している間にウエルカムドリンクとお菓子まで。訪問した日は暑かったので、冷たいグリーンティーが沁みわたります。

いろは
いろは

きび餅が上品ですごく美味しかったです!何個でも食べられそう…

AB氏
AB氏

湯河原で明治43年創業の老舗店から仕入れているんだってさ!

老舗同士の繋がりも垣間見えた気がするねぇ。

朝食メニューもゆっくり選べます。
我々が泊まったときは「のど黒」「きんき」「金目」「活鰻」「あじ」「さわら西京焼き」「塩焼き鰤」のラインナップでした。

いろは
いろは

朝食のメインを選べるなんてめずらしい!

AB氏
AB氏

我々はそれぞれ、さわらと鰤を選びました。

スタッフの方が荷物をお部屋まで運んでくれました。

富士屋旅館の魅力③ レトロなお部屋

今回泊まったのは旧館1階の「春告草」というお部屋。内装は全お部屋とも異なるそうなので他のところも見てみたいですね。

共同廊下を歩くと「ギシギシ」という音がし、風情を感じられました。

大正ガラスの揺らめきと、ネジ締め錠も懐かしい気分にさせてくれ、テンションが上がります。

8畳の座敷、6畳の次の間が続いているのが贅沢で、L字型の広縁、室内温泉も広いばかりか、洗面所とトイレまでスケールが大きかったです。

AB氏
AB氏

到着して早々、夫婦で部屋中探検しました。ちょっと迷路みたいになってるのも◎

ロッキングチェアでゆったり。チェックアウト寸前まで夫婦で取り合いになりました。
AB氏
AB氏

ただ、古い建物なので虫はどうしても避けられないようです。

気になるようでしたら、2階のお部屋か新館の方を選びましょう。

富士屋旅館の魅力④ さっぱりとした温泉

湯河原温泉は、夏目漱石や与謝野晶子、芥川龍之介など多くの文豪が訪れ、日々の疲れを癒した場所。

温泉街の建物もレトロなものが多く、かつての時代を彷彿とさせます。

大浴場は手ぶらでOK

大浴場は15時~翌朝9時までいつでも利用可能。

脱衣所にタオルが備え付けられているので、手ぶらで良いのがポイント高いですね。食事の前後にも気軽に寄れるので、何度でも入りたくなります。
ウォーターサーバーもあり、温泉で火照った身体を癒せます。

2階建てだった部分を改築で吹き抜けにするという変わった構造です。
湯船に浸かりながら上を見上げると、室内なのに星空を眺めているような気分になりとても開放感があります。

泉質は弱食塩水・弱アルカリ性でサラっとしており肌に優しいです。
湯冷めしづらく、じんわりと身体を温め疲れを癒してくれました。

広い部屋風呂で好きなときに温泉を

旧館と洛味荘には部屋風呂があります。源泉かけ流しで檜の良い香りがしてきます。

部屋風呂とは思えないほど、かなり広いです。
夫婦同時に入れる大きさがありますし、バスローブや各アメニティも充実しており大満足です。

写真にも写ってますが、全体的にかなり綺麗ですよね。
旧館であっても、水回りはリノベーションされて清潔感があります

富士屋旅館の魅力⑤ 夕食は鰻三昧!

夕飯は新館の瓢六亭。8部屋の半個室になっており落ち着いて食事がとれます。
(コロナ禍でも安心ですね。)

夕飯は17:30~、18:00~、18:30~で選べますが、種類は豊富で量も多いのでトータル2時間たっぷりかかりました。

いろは
いろは

お腹を空かせていきましょう!

8月訪問時の夕食はこんな感じ。数々の懐石料理に舌鼓を打ちました!

~富士屋旅館 瓢六亭 夕食お品書き~
先付け:夏野菜と鯛ジュレかけ 海ブドウ
煮物椀:きじはた 翡翠茄子 十六ささげ
お造り:すずき 水たこ 昆布塩〆かつお
揚げ物:黒毛和牛 伏見唐辛子 どんこ 丸十
涼:鱧そうめん
八寸:鰻美肝 双胡麻豆腐 鯵なめろう
滋養:うなぎ白焼 刺身うす造り 冬瓜 しゃぶしゃぶ
焼き物:あゆ
食事:鰻土鍋ごはん
甘味:くず切り 水羊羹

きじはたと翡翠茄子のお吸い物は、かぼすの香りでホッとしました。

人生初のうなぎしゃぶしゃぶ。

世にも珍しい、うなぎしゃぶしゃぶ
刺身で食べられるほど新鮮なもので、鰹ベースの梅を使ったダシで茹でます。

あえて茹で時間を短くして食べることで、鰻特有の毒により舌の奥が痺れます。
健康に害があるような毒ではないのですが、一度痺れると5分くらいは何を食べてもほんのり苦く感じるから不思議。
この感覚が病みつきになる方もいるのだとか。

いろは
いろは

噛みしめるとうま味が出てきてえんがわみたいでした!

AB氏
AB氏

茹で時間の長さで食感が変わるのも面白かったね!

8月が鮎の食べ収めとのこと。

お腹がいっぱいになってきた頃。メインである鰻の土鍋ごはんがドドンとやってきました。

贅沢に鰻を2匹使い、蒸さずに焼くことで表面はパリッと香ばしく、身はふっくらとし鰻本来の美味しさを味わえます。

AB氏
AB氏

全部は食べきれなかったのでスタッフさんに相談したところ、夜食用に包んでくれました!

時間が経っても美味しくて完食!

富士屋旅館の魅力⑥ 夜もまた風情がある

我々夫婦は歴史ある建物が大好き。腹ごなしも兼ねて建物探検をしました。

夜も外観はフォトジェニックで良い感じ。星も見ることができました。

夜食に鰻をいただきます。うーん、贅沢!

富士屋旅館の魅力⑦ 朝食もボリュームたっぷりで豪華!

朝から温泉でさっぱりしたあとは、お待ちかねの朝ごはんです。

~富士屋旅館 瓢六亭 朝食お品書き~
湯河原のかんきつジュース
だし巻卵
からすみ
明太子
青菜白あえ
とろろ芋

地魚なめろう
湯河原のとうふ
富士屋の梅干し
本日の焼き魚
釜炊きごはん
汁香

夕食の量が多かったのでドキドキしていましたが・・・やはりすごいボリューム!

チェックインのときに選んだお魚だけでなく、窯炊きごはんのお供がずらりと並びます。

メインはもちろん、だし巻き玉子、なめろう、とろろが特に美味しかったです。

お豆腐も上品な味で、こちらも湯河原の人気店から仕入れているのだとか。

チェックアウトでお土産まで

朝食後もお布団は上げないようにお願いしたので、朝食を堪能後もお部屋でごろごろ・・・至福の時間です。

チェックアウトは11時なので、ゆっくり食休みや食後の温泉を楽しむこともできます。
慌ただしく準備しないでいいのはうれしいですね。

チェックアウトの手続きもスムーズで、湯河原のだしパックをお土産にサービスしてくれました。

AB氏
AB氏

だしパックって使いやすいから重宝しますよね。

鍋やお吸い物などで、あっという間に使い切りました。

湯河原周辺のオススメ観光地

「何もない」があると言われる湯河原ですが、周辺観光地も豊富です。

湯河原の隣駅・真鶴駅では、猫カフェの猫とお泊まりできる「まいきゃっと湯河原」がとくにおすすめです!猫好きを自覚している方にはぜひ行ってみてほしい!!

富士屋旅館で贅沢な時間を

紅葉シーズンもオススメですよ!©観光経済新聞

富士屋旅館は歴史ある建物ですがリニューアルしたばかりです。
なので、風情がありながらも清潔感がありました。

自然豊かな場所で温泉にゆったり浸かり、宿泊客も少ないため三密も避けられます。
ただ泊まるだけでなく、のんびり過ごすのに最適な場所です。

いろは
いろは

中学生以下は泊まれないので、出産前の夫婦旅行としても◎!

いつか子どもが大きくなったらまた泊まりに行きたいです。

チェックアウトも11時までなので、朝食後にも朝寝や朝風呂を楽しんで・・・と終始ゆったりとした時間を過ごすことができました。

皆様も都会や観光地の喧騒を忘れ、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

おすすめポイント
  • 登録有形文化財に泊まれる
  • サービスが行き届いている
  • 宿泊人数が少なく、大人のみの宿泊なので静かに過ごせる
  • 部屋風呂が広くのびのびと癒やされる
  • 食事はボリューム満点!美味しい旬の食材が使われている
※掲載内容は2022年8月時点での情報です。

〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上557
TEL 0465-60-0361

JR東海道本線湯河原駅-伊豆箱根バスまたは箱根登山バス「公園入口」下車後徒歩2分

駐車場(予約時に備考欄などに記入)
・旅館正面の藤木川沿い(5台)
・旅館の裏手(7台)

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この記事を書いた人
AB氏

30代会社員。営業部で係長をやっています。
(他に新卒採用、事務部門の上司、社内ブランディングリーダーを兼任。)
面倒なことが苦手で、家電と薬の説明書が大好き。
サザエが苦手で、ナンが好物。
ハイハイ頷いて、相手の話は全く聞いていない。
最近はお金の勉強をし始め、将来の不安がない老後を送りたいと思っています。

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