妊娠中のコロナウイルスワクチン接種や副反応に不安を感じている方も多いと思います。
かといって打たないでいるのも心配・・・。
悩みが尽きない妊婦生活では、何事も慎重になり、考えることにも疲れてしまいますよね。
私自身もとても悩みましたが、先日、妊娠中期にあたる妊娠27週目でコロナウイルスワクチン3回目を接種してきました。
そこで今回、私がワクチン接種を決意した理由や副反応対策、副反応の症状などをまとめます。
私自身は専門家でも医療従事者でもないので、とくにワクチン接種を勧める意図はありません。
妊娠中にワクチンを接種した方の体験談をなかなか見ることがなかったので、まとめてみました。
ワクチン接種を迷われている妊婦さんにとって、ひとつのケースとして参考になれば幸いです。
3回目のワクチン接種を決めた理由
妊娠前にワクチン3回目の接種券が届きました。
が、当時体調を崩していて通院中だったことと副反応の面倒臭さから、3回目の接種を控えていました。(その後妊娠がわかり、打っておけばよかったと後悔・・・)
妊娠当初も、そこまで感染者数が多くないこともあり、そのまま打たずにやり過ごせたらいいなと考えていました。
そんな私がワクチン3回目を接種するにいたった理由をご紹介します。
コロナウイルス第7波の影響力
夫と2人で過ごす最後の夏休み。
公共交通機関を利用して2泊の旅行を計画していました。
しかし、連日のコロナウイルス感染者数の報道に不安を感じ、キャンセルすることに。結局車で行ける近場で1泊に変更しました。
また、Twitterでフォローしているマタ垢さんたちから、8月当時は毎週誰かしら感染報告がありました。
医療機関も逼迫しているので、妊婦といえども優先的に処置は難しいという情報を目にして、不安に感じるようになりました。
妊婦は重症化リスクあり
妊娠中は免疫力も落ちているため、重症化のリスクがあると言われています。
また、咳き込んだときの腹圧や低酸素状態、高熱によって羊水の温度が上がってしまう・・・などなど、胎児への影響の大きさを改めて知りました。
現在の感染状況では、異変が起きた際の対処もすぐには難しいと考えるとさらに不安が増してしまいました。
夫が営業職(外回りあり)
私自身、現在会社勤めを辞めてWebライターの仕事をしています。
基本自宅で、買い物と産院の往復程度でしか外に出ることはありません。
ただ、夫は営業職なので出勤もするし、外回りで社外のお客様と会う機会も多くあります。
同じような境遇の妊婦さんも感染されていて、第7波の感染者数だと、本人が自宅に居るからといって感染リスクは意外と下がらないのかなと感じました。
産院で勧められた
とはいえワクチン接種に不安もあったので、かかりつけの産院で相談しました。
曜日ごとに担当医が違うので、3人の先生方にそれぞれ訊いてみたところ、3人とも「できれば打ってほしい」との回答でした。
- 打つリスクより打たないリスクのほうが大きい
- 打つなら安定期〜30週以前がおすすめ(まさに今!)
- 妊婦は重症化リスクがある
- 妊娠後期にかかると早産のリスクが高まる
- もしもの場合、緊急帝王切開での出産の可能性がある(そしてこの産院では対応できない)
同じ産院の先生方なのでセカンドオピニオンにはならないかもしれませんが、先生方が口を揃えて言うのなら・・・と今回ワクチン3回目接種を決意しました。
準備したもの
副反応対策として当日までに準備したものをご紹介します。
2回目のワクチン接種からまる1年経過していたため、私自身「なにがいるんだっけ?」となりました。
同じように忘れてしまった方の参考になれば幸いです。
スポーツドリンク類
定番のポカリスエットや味が好きなグリーンダカラを購入しました。
枕元に置いておけるので500〜600mlサイズがおすすめです。
グリーンダカラは冷凍も推奨しているので、凍らせて保冷剤代わりにもなりました。
ゼリー飲料類
食欲がないときにも冷たくてのどごしがよく、水分感覚で摂取できるゼリー飲料は、体調不良時の強い味方です。
作り置きの料理
- 味玉(2種)
- 鶏ハム(2種)
- 肉じゃが
- 小松菜の和え物
などを準備しておきました。
鶏ハムは小腹が空いたときにそのままむしゃむしゃ食べられてよかったです。冷たいので食べやすく、噛み締めていると「栄養を摂っている!」という気持ちになりました。
副反応対策としてタンパク質摂取が有効と言われているので、意識して摂るようにしました。
アイスクリーム
熱が出ているときのアイスクリームって美味しいですよね。
パルムのかぼちゃ味に癒やされました。
プリンや杏仁豆腐も恋しくなります
うきうきしながらアイス選んでいたね…
貼る冷却シート
こちらは去年のワクチン2回目接種時の残りがあったので、新しく購入はしませんでした。
保冷剤
手のひらがものすごく熱をもっていたので、タオルで包んだ保冷剤をずっとにぎにぎしていました。
首筋を冷やすのも気持ちいい!
体温計
母体の体温が38℃を超えた状態が続くと、羊水の温度は40℃以上になると聞きました。
37℃後半が続くようなら解熱剤を飲もうと、こまめに体温を計りました。
カロナール
産院で処方してもらいました。
事前に産院で相談しておけば、いざ高熱が出たときも安心です。
副反応対策
私がおこなった副反応対策をご紹介します。
対策の効果があったのか、副反応の発熱も37℃台半ばまでで済みました。症状としては軽かったと思います。
タンパク質を意識して摂取
免疫力を高め体力をつけるため、前日からタンパク質を意識して摂取しました。
前日は鰻を食べ、当日〜翌日は作り置きの鶏ハムや味玉でタンパク質を補給しました。
ビタミンを意識して摂取
ビタミンCを摂取しておくと副反応の緩和が期待できるとのことで、こちらも意識して摂取しました。
安くて酸っぱすぎないのでおすすめ!
前日に1本、当日接種前に1本、副反応で倦怠感と熱が出てから2本飲みました。
水分を意識して摂取
ワクチン接種前後もポカリスエットを1本飲みました。
倦怠感が出てからは枕元にペットボトルを置き、目が覚めたタイミングでがぶがぶ飲みました。
ワクチン接種当日〜翌日まででスポーツドリンク類は合計6本(3L強)飲んでいました。
睡眠時間長めに確保
身体の修復力や免疫力を上げてくれる成長ホルモンの分泌を期待して、前日は早めに床につくようにしました。
ワクチン接種前は激しい運動も控えたほうがよいそうです。
その他注意点
その他の注意点をまとめました。
とくにどちらの腕に打ってもらうかは、仰向けで眠れなくなってきた妊婦さんには重要な問題です!
接種前に妊娠中であることを伝える
ワクチン前の問診票にも妊娠の可能性についての記入欄があります。
妊娠中はワクチン接種後の待機時間が30分になる場合もあるので、事前に申告しておきましょう。
私は異常がなければ15分で帰っていいよと言われました。
右腕に打ってもらう(シムス位の場合)
仰向けで寝ると苦しくなってきた妊婦さんは、利き手に関わらず右腕に打ってもらうのがおすすめです。
妊娠中の睡眠体位として「シムス位」をご存じの方も多いのではないでしょうか。
シムス位は左側を下にして横向きに眠る体位です。
ワクチンを打った方の腕は痛くて下にできませんでした。なので、シムス位で眠る妊婦さんは右腕に打ってもらうのがおすすめ。
どちらにせよ、寝やすいほうの腕には打たないほうがいいです。
私も右腕に打ちました!
でも仰向けは苦しいし右腕は痛いしで、寝返りが打てなかったの地味にしんどかったです…
帰宅後はやめにシャワーを浴びる
ワクチン接種直後から腕に違和感があり、3時間後には腕が痛くなり上げにくく感じました。
髪の毛を洗うのもだんだんつらくなってくるので、ひどくなる前にシャワーを浴びることをおすすめします。
高いところにあるものは下ろしておく
腕が痛くて上げにくくなるので、高いところにあるものは下ろしておきましょう。
とくにトイレットペーパーの替えなどは要注意です。
冬用の布団・パジャマを用意しておく
熱が出ると寒気を感じる方もいらっしゃると思います。
オフシーズンの場合、冬用の布団やパジャマは奥に仕舞っている場合も多いのではないでしょうか?
熱や倦怠感、腕の痛みがある状態で奥から引っ張り出すのは大変です。
事前に取り出しやすい位置に用意しておくのがおすすめです。
私は終始暑かったので不要でした。
甘くないものも用意しておく
メインの水分をスポーツドリンクにすると、口の中が常に甘い状態になります。
スポーツドリンク、ゼリー飲料、アイスクリーム、プリン・・・など、気づくと甘いものばかり用意しがちなので、甘くないものも用意しておいたほうがいいかと思いました。
- お茶
- 玉子豆腐
- 冷たい茶碗蒸し
- 魚肉ソーセージ
などがあるとよさそう!
お手洗いに起きた際、口をゆすいだり歯磨きもしました。
当日〜副反応の経過
ワクチン接種後からの経過を時系列でまとめてみました。
私は3回ともファイザーを打っています。
- 9:30ワクチン3回目接種
接種後、待合室で待機中から眠気が出てくる。
- 13:30シャワーを浴びる
昼食後、眠気と腕の痛みが気になったので早めにシャワーを浴びる。
- 18:00腕の痛みと倦怠感が顕著
眠気とだるさがひどくなり、早めの夕食後、横になる。
- 21:00微熱と倦怠感
37℃前後の微熱と、起き上がるのも億劫なほどの倦怠感。
微熱とは思えないほどの倦怠感と浮遊感。 - 0:00寝苦しい…
37℃台前半。手足が熱くて寝苦しい…
- 夜中〜明け方途中3回ほど起きてお手洗いへ
どれも37℃台前半。寝苦しい。
明け方朦朧としながらもなぜか鶏ハムを食べる。 - 7:30(2日目)朝食(おにぎり)
37℃台前半。食欲あり。
- 午前中倦怠感&熱MAX
37.6℃でこれが今回の発熱の最高値。寝たり覚めたりうつらうつら。
- 13:30昼食(肉じゃがと味玉)
37℃台半ば。食欲あり。
- 15:00アイスが美味しい
37℃台半ば。カロナールを飲むか悩んで結局そのまま寝る。
- 19:00寝汗&夕食
37℃台前半。目覚めたら寝汗をかいており、峠を越した感覚があった。
夫が作ってくれた冷やし中華をほぼ1人前平らげる。 - 0:30就寝
37℃台前半。ずいぶん身体が楽になり、この時間まで起きてしまう。
- 6:30(3日目)寝汗&全快を自覚
寝汗をかいており、目覚めた瞬間に全快を自覚。
36.1℃の平熱に戻り、身体も軽くなる。
ワクチン接種後8時間半あたりから発熱などの副反応らしい症状が出てきました。
個人的に1番しんどかったのは、ワクチン接種後24時間ほどしてからでした。熱も上がり、倦怠感もひどく、寝たり覚めたりを繰り返していました。
その後、寝汗をかいて目覚めるごとに回復を実感していきました。
やっぱり水分と睡眠は大事!
ワクチン接種してみて
3回目のワクチンの副反応は、発熱以上に倦怠感がひどく感じられました。2回目のときよりもだるかった印象です。
ただ、いろいろと対策していたおかげか、高熱も出ず、カロナールも飲まずに過ごすことができました。
そして、副反応でぐったりしている間も、元気な胎動にはとても励まされました。
なので、ワクチンを接種するなら、個人的には胎動が始まってからのほうが安心感があるかなと感じました。
今回、私が妊娠27週目に3回目のコロナワクチン接種したときの体験談をご紹介しました。
妊娠中のワクチン接種について調べると、怖い記事もたくさん出てきて不安に思う方も多いと思います。(Twitterはとくに💦)
それらに紛れてしまってか、実際に受けた妊婦さんの声がなかなか見つからず、私自身もどかしい思いをしました。なので、今回私自身の体験をできるだけ細かく書いてみました。
個人の体験談なので、どなたにも当てはまる内容ではありませんが、ひとつの実体験として参考になれば幸いです。
妊娠中はなにかと心配事が絶えませんが、家族やお医者さんと相談してなんとか乗り切っていきましょう!
今後も引きつづき感染対策を徹底しつつ、残りの妊婦生活を過ごしていきたいと思います。
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