現在妊娠6ヶ月。2022年7月の戌の日に東京都大田区にある多摩川浅間神社で安産祈願を受けてきました。
私は御朱印巡りが趣味で神社によく行きます。なので戌の日に安産祈願なるものがあるということは知っていました。しかし、具体的にどういうものなのか、自分が妊娠するまで知りませんでした。
今回は、2022年7月に、多摩川浅間神社で実際に安産祈願のご祈祷を受けてきた体験をまとめます。
私と同じように、初めての妊娠でわからないことだらけの妊婦さんとそのご家族の方の参考になれば幸いです!
多摩川浅間神社とは
当浅間神社は、今から八百年前の創建と伝えられます。鎌倉時代の文治年間(1185~90)、右大将源頼朝は、豊島郡滝野川松崎に出陣しました。 夫の身を案じた妻政子は、後を追ってここまで来ましたが、わらじの傷が痛み出し、やむなく多摩川畔で傷の治療をすることになりました。 逗留のつれずれに亀甲山(かめのこやま)へ登ってみると、富士山がじつに鮮やかに見えました。富士吉田には、自分の守り本尊である「浅間神社」があります。 政子は、その浅間神社に手を合わせ、夫の武運長久を祈り、身につけていた「正観世音像」をこの丘に建てました。 村人たちはこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び、永く尊崇しました。これが「多摩川浅間神社」のおこりです。 (出典:多摩川浅間神社HPより)
多摩川浅間神社で祀られているのは木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)という女神さま。
この女神さまが炎の中で(!)無事にご出産された逸話から、家庭円満・安産・子安の神とされています。
炎の中で無事にご出産…それはご利益がありそう!
今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」とも所縁がある神社だったんだ!
「シン・ゴジラ」のロケ地としても有名みたいだね!
- 多摩川浅間神社は、東京都大田区田園調布に鎮座する安産祈願で有名な神社
- 東急東横線・多摩川線・目黒線、南北線、三田線「多摩川」駅徒歩2分
- 約20台分の駐車スペースあり
- 駅チカだが坂&階段を上らないと辿り着けないので要注意!
- その分見晴らしがよく天気がよければ富士山も眺められる!🗻
多摩川浅間神社を選んだ理由
数ある神社仏閣の中から安産祈願を受けるところをどうやって決めたらいいか、なかなかわからない方もいらっしゃるかと思います。
今回私が多摩川浅間神社を選んだ理由をご紹介します。
- 御朱印巡りで愛着があった
- 家からそこまで遠くない距離だった(小1時間程度)
- 予約ができるので暑い日でも待ち時間が少なくて済む
私は御朱印巡りが趣味で、その中で多摩川浅間神社の存在を知りました。
こちらの御朱印は、毎月御朱印のデザインが変わり、かつ持参した御朱印帳に直接書き入れていただけるのが魅力的。直接書き入れていただけるのはコロナ禍では貴重な存在でもあります。
参拝した際に多摩川浅間神社で「安産祈願」ののぼりを発見しました。
都内近郊で安産祈願といえば水天宮しか知りませんでした。でも、もし子どもを授かることができたら、何度も足を運んでお世話になっているこの神社で安産祈願をお願いしたいなぁと自然と思うようになりました。
自宅からは水天宮よりも多摩川浅間神社のほうが近く、また水天宮は予約不可でどの程度並ぶのか未知数でした。暑い時期だったので予約もできるこちらに参拝することに決めました。
安産祈願は予約制!電話予約はお早めに!
多摩川浅間神社のご祈祷は前日までの事前予約制です。電話で希望日を伝えて予約します。
私が5ヶ月目に入って迎えた最初の戌の日。その日はちょうど日曜日と重なったこともあり、2週間前に電話した時には予約がいっぱいで断られてしまいました。土日祝と重なる日はだいたい1ヶ月前には予約が埋まっているそうです。
ご祈祷はできなくてもその日に参拝し安産守りをいただくだけでもいいかな、とも考えました。しかし結局その日は猛暑日だったので諦めました。そして、夫も有給をとってくれたので次の戌の日(平日)に行くことにしました。
平日であれば戌の日でも2週間前の電話で問題なく予約することができました。
- 多摩川浅間神社は前日までの事前予約制!(電話のみ)
- 土日祝と重なる戌の日は全国的に混雑必至!
- 安産祈願で有名なところは早めの計画を!(予約可なら目安は1ヶ月前)
- 平日予約の際は通勤ラッシュの時間帯をずらすのが吉!
安産祈願当日の流れ
社務所に予約名を伝えて控室へ
我々が神社についたときはちょうど神職の方が声をかけてくださり直接控室に案内いただきました。
申込書や絵馬の記入があるので、予約時間の10分前頃に神社に着いていると時間通りにご祈祷に入れるかと思います。
「安産祈祷申込書」、「安産祈願の絵馬」記入
冷房の効いた快適な控室で「安産祈祷申込書」、「安産祈願の絵馬」を記入します。書き方見本もあるので安心です。控室にはアルコールスプレーのほか、お茶のサーバーもありました。
書き終わったら拝殿へ移動
「安産祈祷申込書」、「安産祈願の絵馬」、「初穂料」を用意し拝殿へ移動します。
靴を脱いで上がるので、靴下を身に着けるか持参したほうがいいです。
さっそくご祈祷
「安産祈祷申込書」、「安産祈願の絵馬」、「初穂料」を渡したら荷物を置き案内された席に着席します。
1組ずつ、30分ほど時間をとっていただきました。
要所要所で鳴らされる太鼓や鈴の音に背筋が伸びる思いでした。
ご祈祷後、記念品を授与いただき終了
ご祈祷いただいた記念品をいただき終了となります。
安産祈願の絵馬も一緒にご祈祷いただいたとのことでお返しいただき、その後自分たちで絵馬を結びに行きました。(もちろん御朱印もいただいて帰りました)
ご祈祷の際に妊婦さんの名前、住所、出産予定日などの個人情報を読み上げます。気になる方は合同祈祷よりも個人でのご祈祷のほうがおすすめかもしれません。(合同の場合は読み上げないかも?)
多摩川浅間神社でいただける記念品
記念品でいただいたものは以下の通りです。
- 御神札
- 御神札立て
- 安産腹帯
- 安産御守り
- 御神饌(ごしんせん)
個別で30分のご祈祷に絵馬、そして記念品もこんなにたくさんいただいてしまって本当に良いのでしょうか・・・?と恐縮してしまうほどです。
また、安産のお守りが社務所でいただけるものとデザインが違いました。社務所でいただけるほうも桐箱に入っていて素敵ですが、今回いただいたものは巾着型でコロンと可愛らしいフォルム。そして揺らすとシャンシャンと鈴の音が聞こえます。
落ち着く良い音色だね~。お産が不安なときに聴かせてあげたい。
参拝後、お手紙まで届いてきめ細やか!
多摩川浅間神社で安産祈願を受けてみて
ほとんど経験したことのない神社でのご祈祷。
作法も知らないのでそわそわしていましたが、「頭をお下げください」「お戻りください」など、適宜宮司さんからご指示いただくのでとくに問題はありませんでした。玉串を納めるときは少し緊張しましたが、夫婦ふたりで手を取り合い共同作業もできてよかったです。
そしてご祈祷中に何度か鈴を鳴らしていただいたのですが、その音色の美しいこと!
透きとおる鈴の音が何層にも響いて、なんとなく気持ちが晴れやかになる気がしました。
お天気も、来たときはどんより曇っていたのに、ご祈祷後は日が差していて、「祝福されている!」と感じてうれしくなりました。ちょうど七夕の翌日だったので七夕飾りもキラキラ輝いていて綺麗でした。
妊娠中にしか経験できない安産祈願。
今回個人的に思い入れのある多摩川浅間神社でご祈祷を受けることができて、とてもいい記念になったと思います。
多摩川浅間神社の方曰く、5ヶ月目の戌の日にこだわらず、体調が良いときに参拝でも構わないそうです。安定期に入ったものの人によってはつわりが落ち着かなかったり様々なトラブルを抱えている場合もあると思います。
興味がある方は、ぜひ体調と相談しながら検討してみてくださいね。
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