妊婦のみなさん、そしてご家族のみなさん、この度はご懐妊おめでとうございます。
必須ではないけれど、せっかくなら体験してみたい安産祈願。
当日までに準備することや服装、初穂料など、気になることを私の実体験をもとにまとめました。
この記事を書いたのは…
- 初マタ(2022年12月出産予定)
- 御朱印巡りや神社仏閣が大好き
- 2022年7月に多摩川浅間神社で安産祈願を体験!
安産祈願とは?
安産祈願とは、「帯祝い」とも呼ばれる日本古来の風習です。
安定期に入る5ヶ月目の最初の戌の日に、母子ともに健やかに出産できるように神社などでご祈祷してもらい、「岩田帯」という腹帯をお腹に巻くというものです。
戌(犬)はお産が軽く、一度にたくさんの子犬を産むことから、安産の象徴とされてきました。それにあやかって戌の日に安産祈願に行くことが昔からの慣習として伝わっています。
2022年の戌の日は?(8月〜12月)
月 | 1回目 | 2回目 | 3回目 |
---|---|---|---|
8月 | 1日(月) | 13日(土) | 25日(木) |
9月 | 6日(火) | 18日(日) | 30日(金) |
10月 | 12日(水) | 24日(月) | |
11月 | 5日(土) | 17日(木) | 29日(火) |
12月 | 11日(日) | 23日(金) |
土日祝日に重なる戌の日は混雑が予想されます。
予約可能な寺社では1ヶ月前の予約をおすすめします。
予約なしの寺社の場合、混雑する時間帯を避けて参拝できるといいですね。一般的に午前中のほうが混む傾向にあります。状況は寺社によっても変わるので、事前に寺社へ問い合わせてみたほうが安心です。
安産祈願をお願いする寺社の選び方は?
都内だと「水天宮」、関西だと「中山寺」というように各地に有名な寺社があります。そこにすればまず間違いないでしょうが、ご自身が行きやすい寺社で検討してもいいと思います。
「どうせなら有名なところがいい」、「体調が不安定だから自宅から行きやすいところがいい」、「1組ずつご祈祷してくれるところがいい」、など、選び方は様々です。
私は、安産の女神で有名な、自宅からそう遠くなく、予約制で1組ずつご祈祷してくれる、さらに趣味の御朱印巡りでお気に入りだった「多摩川浅間神社」でご祈祷をお願いしました。
そのときの体験記はこちらにまとめてあります。記念品も多くすごく良い体験になったので、都内近郊にお住まいの方はぜひ検討してみてください。
当日までに準備すること
当日までに準備することをご説明します。予約は不要なところが多いので、読み飛ばしていただいて構いません。
個人的にネックだったのが初穂料の5千円札の準備でした。ちょっとしたコツ?もご紹介しているので困ったら参考にしてみてください。
電話予約(予約ありの寺社のみ)
私たちが安産祈願に行った多摩川浅間神社は前日までの事前予約制です。電話で希望日を伝えて予約しました。
私が5ヶ月目に入って迎えた最初の戌の日。その日はちょうど日曜日と重なったこともあり、2週間前に電話した時には予約がいっぱいで断られてしまいました。土日祝と重なる日はだいたい1ヶ月前には予約が埋まっているそうです。
平日の戌の日であれば2週間前の電話でも問題ありませんでした。希望の時間帯を選べるくらいの余裕がありました。
- 土日祝と重なる戌の日は全国的に混雑必至!
- 安産祈願で有名なところは早めの計画を!(予約可なら目安は1ヶ月前)
- 平日予約の際は通勤ラッシュの時間帯をずらすのが吉!
初穂料の準備
一般的には5,000円~10,000円程度が相場です。
寺社によってはHP上に「初穂料5,000円」「8,000円」等の記載があるので、その場合にはそちらに従いましょう。
- 5,000円~10,000円程度が相場
- できれば新札を用意する
- 蝶結びの封筒に入れる
なかなか5千円札の新札を用意するのは難しく、我々は新札ではないもののなるべく綺麗な5千円札をお包みすることにしました。
封筒は蝶結びの水引で!
寺社によっては封筒を用意してくれたり、お財布から出したそのままで構わない、というところもあります。
そういう場合にはお言葉に甘えてもいいと思いますが、封筒を用意しておくのが無難です。封筒も1枚だけなら100円ショップよりもスーパーのほうが割安だったります。お買い物のついでに用意できますね。
封筒は水引が蝶結びのものを選びましょう。出産関係など、何度あってもおめでたいことは蝶結び、結婚や退院など、繰り返さない方がいいお祝いは結び切の水引を使用します。
なるべく綺麗な5千円札の作り方
一般的にこういったお祝い事では新札を用意したほうがいいと言われています。新札とまでは言わなくても、「この日のために用意してきた」というようななるべく綺麗なものを渡すのがマナーなのだとか。
しかし、1万円札ならまだしも、5千円札って意外とお財布にも入っていないものですよね。たまたま入っていても1、2枚。それが綺麗な状態のものである可能性はそう高くないと思います。
私たち夫婦も悩みました。
2人とも手元に5千円札はなし。
そのためだけに銀行窓口に行くのは都合がつかないし、どこかのお店で両替してもらうのも迷惑になってしまう・・・
そこで、なるべく綺麗な5千円札の作り方を考えてみました。
- 1万円札を何枚か用意する(5枚くらいあるといいかも)
- 駅の券売機で交通系ICカードにMAX5,000円分、1万円札を使ってチャージする
- 上記を何度か繰り返し一番綺麗な5千円札を見繕う
荒業かつ必ず綺麗な5千円札に出合えるとは言えないのであまりおすすめはしません。苦肉の策です。券売機が混んでいないタイミングでやりましょう。
都合がつくなら銀行窓口で新札と交換してもらうのが一番です。
私たちは2箇所の券売機で合計4回チャレンジし、これならいいかな、という5千円札を見繕いました。
服装(夏季)
ご祈祷って特別な感じがしますが一体なにを着たらいいのでしょう?
結論。綺麗めの恰好が無難。その綺麗めって何?って話ですよね。
イメージでいうと、女性の場合は会社にも着ていけそうな恰好が無難かと思います。
当初はネイビーの綺麗めワンピースを考えていたのですが、いかんせん大きくなってきたお腹がつっかえてファスナーが閉まらない。
仕方なく、臨月でも着られそうと思って買ったカラフルワンピースを着ていくことにしました。会社に着ていけるか微妙なラインのカラフルさでしたが、とくに問題はなかったと思います。
当日の私たち夫婦の恰好は以下の通りです。
・ワンピース(カラフルなストライプ)
・フットカバー(黒)
・ぺたんこシューズ(黒)
・リュック(黒)
暑いのでストッキングは履きたくなくてフットカバーにしました。
・長袖シャツ(水色)
・スラックス(黒)
・長袖ジャケット(ネイビー)
・革靴(黒)
・手提げかばん(黒)
ご祈祷のときだけジャケットを羽織ってきちんと感を出しました。
ご祈祷の前後に他のご家庭ともすれ違いましたが、みなさんそこまでカッチリとした恰好はしていない印象でした。暑かったこともあり、とくに妊婦さんはご自身が楽な恰好でいいかと思います。
- 拝殿に上がる場合はサンダル(素足)はNG、または靴下持参
- Tシャツ短パンなど、ラフすぎる恰好は避けた方がベター
- 女性は体調優先!楽な恰好でOK!締め付けの少ないワンピースがおすすめ^^
- 男性はTシャツにジャケットや襟付きのシャツなど、少し綺麗めを意識
ご祈祷していただきたい腹帯・妊婦帯・骨盤ベルトなど(あれば)
こちらは寺社によりますが、とくに予約制のところは個人で用意している腹帯類もご祈祷していただけることが多いようです。寺社に確認の上、ご祈祷していただきたいものがあれば一緒に持っていきましょう。
合同祈祷の場合は持参品のご祈祷は難しいかもしれませんが、当日巻いて行けば一緒にご祈祷されるかと思います。
安産祈願は特別な気持ちになる!
人生でそう何度も出産を経験することはできません。
その数少ない機会のなかで、寺社で安産祈願のご祈祷を受けるのはきっと特別な思い出になると思います。
家族でご祈祷を受けたり、週数の近い妊婦さんに囲まれながらご祈祷を受けたり、どちらにしても改めて生まれてくる子に想いを馳せる時間になることでしょう。
体調と相談しつつ、興味がある方はぜひ安産祈願を検討してみてくださいね。
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